日本オリンピック委員会(JOC)は25日、第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)日本代表選手団の解団式を行いました。
式典には、選手・役員合計601名の選手団のうち、385名が出席。国歌斉唱の後、主催者を代表して竹田恆和JOC会長があいさつに立ちました。「日本代表選手団は前回ロンドン大会を上回る史上最多となる41個のメダルを獲得し、好成績を挙げました。リオデジャネイロオリンピックで示した日本代表選手団の活躍、合わせて正々堂々と競技に挑む姿は、世界に対して活力ある日本を示すとともに、人々に感動、勇気、笑顔を与えてくれました」と、選手団の活躍を賞賛。続けて、4年後の東京2020大会に向けて「日本オリンピック委員会は各競技団体とともに、日本代表選手の競技力強化にこれまで以上にまい進していく所存です」と意気込みを述べました。
次に、来賓を代表して丸川珠代東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣から選手団に向けて「素晴らしい活躍と大いなる感動をありがとうございました」と、祝福とねぎらいの言葉が送られました。そして「いよいよ次は2020年の東京大会となります。今回の皆さまの活躍は東京大会に向けた機運を大いに盛り上げ、大会成功の追い風になると確信をしております」と話すと、丸川大臣もリオデジャネイロオリンピックを視察したことを踏まえて、「東京大会は世界中の多くの人々が夢と希望を分かち合う、歴史に残る大会にすることを目指して全力で取り組んでまいります」と力強く語りました。
続いて、橋本聖子団長が大会報告を行い、まずは選手の大きな力となった国民の応援に対して感謝の言葉を述べました。実施28競技のうち日本は27競技180種目に参加し、カヌー、テニス、バドミントンなど幅広い競技でメダルを獲得できたことを報告。この好成績の要因について「チームジャパンが心を一つに競技に挑んだ成果であり、選手ひとりひとりが真剣に勝負に挑み、力を出し切った成果であります」とし、また、JOC選手強化本部が掲げている『人間力なくして競技力向上なし』のテーマのもと「オリンピックという最高の舞台でまさに人間力と日本選手の底力を発揮してくれ、大変嬉しく思っています」と話しました。そして、「日本代表選手団は本日ここに解団いたしますが、選手・役員が今後もオリンピックの日本代表選手団の一員として自覚と誇りを持ち続けるとともに、本大会での体験を今後のそれぞれの活動に大いに生かしてくれることを期待しております」と呼びかけました。
大会報告が終わると、リオ大会の全メダリスト58名を紹介。続けて、秩父宮殿下よりご下賜の団旗が吉田沙保里主将介添えのもと、右代啓祐旗手より橋本団長に、そして竹田JOC会長に返還されました。最後に日本代表選手団を代表して、橋本団長が第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)日本代表選手団の解団を宣言しました。
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