ロンドンオリンピック日本代表選手団の今大会の感想や今後に向けた抱負など、閉幕に寄せるコメントを一斉配信します。
■フェンシング
・太田雄貴選手
北京のときとは違って、団体のメダルというのはまた違った喜びがあります。このメンバーで銀メダルが取れて本当にうれしいです。
・千田健太選手
今まで準備してきたことをすべて発揮できたのでとてもすがすがしい気持ちです。
・三宅諒選手
初めて夢の舞台に出させていただき、非常に緊張もありプレッシャーもありましたが、とにかく自分のできることをがむしゃらにやろうと思い、実際自分のフェンシングはできて結果を出せたのが非常にうれしいです。
・淡路卓選手
ずっとこのロンドンオリンピックの舞台を夢見て頑張ってきて、その中でこのメンバーで銀メダルを獲得できたのですごく幸せです。
■柔道
・平岡拓晃選手
今回のオリンピックは自分にとってとても感慨深いものがありました。四年前に北京オリンピックに出場させて頂きましたが、初戦敗退という散々な結果を出してしまいました。たくさんの人の期待を裏切る形になってしまいました。それから四年間はロンドンオリンピックで金メダルを取ることだけを考えて生きてきました。しかし、結果は銀メダルでした。
悔しい結果となりましたが、北京からの四年間、多くの方々に支えられて頑張る事が出来、オリンピックの畳に立つ事が出来ました。応援して頂いた皆さん本当にありがとうございます。また今回の結果を真摯に受け止め、次の目標に向かいゼロからスタートしたいと思います。
・海老沼匡選手
今回、オリンピックを経験して、たくさんの応援メッセージから力をいただいたことや、プレッシャーや、緊張感のすごさを思い知ることができました。そんな中、臨んだ大舞台。やってきたことをすべて出すことができず、課題の残る部分が多々ありました。この大舞台を経験できたことにより、新たにできた課題や、メンタルの弱さを克服し、今後に活かしていきたいと思います。
唯一、良かったと思うことは、最後まで戦いぬき、銅メダルをとれたことです。それを誇りに、悔しさを糧に、強くなります。たくさんの声援、ありがとうございました。
・中矢力選手
オリンピックには初めて出場しましたが、今まで味わったことがない緊張感や独特の雰囲気があって、貴重な経験をさせてもらった場所だと思います。
・中井貴祐選手
試合を終えて自分の柔道を貫いて精一杯やったがメダルに後一歩届かなくて本当に悔しかったです。でも自分の力は出しきれたと思います。オリンピックは世界選手権などとは比べものにならないぐらい緊張する場所だと思ったのでこの経験と悔しさを忘れずにやっていきたいです。四年後の同じ舞台にまた挑戦出来るようにがんばって、メダルをとれるようにがんばります。
・西山将士選手
大会を終え、銅メダルを獲得する事は出来たが、柔道家として、個人として満足出来る結果ではなかったので、激しく悔しさが残っています。オリンピックの緊張や興奮は、他の試合と少し違うものがあり、中々経験出来ない事なので、これからの競技生活に活きると思います。柔道を終え、競技から離れたとしてもオリンピックで勉強した困難に立ち向かう精神を活かしたいと思います。
私個人にとって、オリンピックは他の試合と変わらず、自分のパフォーマンスを最大限発揮してチャンピオンになりたいという、他の試合と変わらない競技者として純粋な思いです。
・穴井隆将選手
今回、オリンピックを終えて非常に厳しいものだなと思いました。日本の皆様の期待を背負いながら戦うというなかなか経験できないことをさせていただきましたが、メダルも獲得できなかった自分は期待に応えられなかったということだと考えています。
金メダルを目指しながらメダルすら獲得できなかったことは情けない気持ちです。しかし、これからの長い人生のなかで少しでも苦しく辛いことに耐えなければいけないと思うと、今回の負けた悔しさや情けなさを思い出せば、いろいろな場面で生かされると思います。
子供の頃抱いたオリンピックに出場し、金メダルを目指しながら努力してきたことは無駄ではなかったと思います。金メダルの夢は達成されなかったものの、出場するまで応援、支援してくださった皆様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。
・上川大樹選手
初めてのオリンピックで緊張しました。成績は自分の納得する成績ではありませんでした。次のリオオリンピックで雪辱を晴らすために、この悔しさを忘れることなく、日々精進していきたいと考えています。
・福見友子選手
オリンピックはずっと夢にみてきた舞台でした。目標にしていた金メダル、メダルにも手が届かず残念です。オリンピックへの戦いは今に始まったことではなく、私の柔道人生はこの日のためにありました。私を支え続けてくれた方々も多くを犠牲にして共に戦ってくれました。試合内容に反省点は多々ありますが、試合までの取り組みに対して後悔はありません。最後まで諦めず金メダルを目指し挑戦できたことは、今後の大きな糧になると信じています。夢は叶うとは限らないけど、夢に向かって一生懸命頑張ることはとても輝いている、とたくさんの方々に伝えていきたいと感じます。
・中村美里選手
競技を終えての感想は一言で悔しいです。しかし、オリンピックまでにやってきたことについては胸を張れます。成績は納得のいくものではありませんでしたが、今大会での反省を次のステップに生かしたいです。
前回の北京オリンピックでの悔しさを晴らすため強い気持ちで臨みました。北京の悔しさがあったからここまでこられたと思っています。準備も万全で臨んだロンドンオリンピック、勝負の厳しさを痛感した大会でした。
・松本薫選手
本当に自分一人ではここまで来られませんでした。多くの人に支えられて、金メダルを獲ることができたので、感謝の言葉でいっぱいです。
・上野順恵選手
今回オリンピックを終えて、銅メダルを取ることはできましたが、自分の良いところを出せずに情けない試合をしてしまったことが、心に残ってしまいました。やはり出場している外国人も日本人を倒そうと必死にやってきていました。しかし、初めて出たオリンピックは、いつもの大会と違う独特の緊張感があって、貴重な体験ができました。この体験を今後、次世代の選手に伝えて行きたいと思います。
・杉本美香選手
競技を終えての全体的な感想はオリンピックの舞台を経験できて良かったです。日本での代表争いが本当に厳しくて人生をかけて夢中になれるものがあったことは幸せです。今後、そのときに味わった心・技・体を伝えられたらいいなと思います。
ここまで来るのに本当に色々な方に支えられ応援して頂いたので、オリンピックでは感謝の気持ちを伝えたかったです。本当に応援ありがとうございました。
■バドミントン
・池田信太郎選手
パフォーマンスに関しては残念な気持ちです。自分の力を120%出すのは難しいです。昨年はこの舞台に立つことが難しい状況もあったので、3試合できたことがいい経験になりました。ここまでのレースで得たものが大きいです。オリンピックは別物だと感じました。1本1本の重みが別格でした。ミックスは潮田としか組まないと決めているので、今後どうするかはゆっくり考えて結論を出したいと思います。
・藤井瑞希選手
オリンピック前はこういう結果になるとは思ってなかったんですけど、たくさんの応援とたくさんの支えがあって、最高のオリンピックになりました。
・垣岩令佳選手
全試合通して、自分たちらしく悔いなく楽しくできました。また応援してくれた人たちにも感謝の気持ちでいっぱいで、忘れられないオリンピックになりました。
・潮田玲子選手
この舞台に帰ってこられたのがすごく大きいです。オリンピックという最高の舞台を味わえたことは素直に良かったと思います。ここで3試合できたことは幸せ。最後のオリンピックで寂しさはゼロじゃないですけど、4年前より気持ちはすっきりしています。やってきたことに悔いはありません。頑張ってきたことは認めてあげたいです。感謝の気持ちで日本での最後の大会を迎えたいと思っています。
■ライフル射撃
・松田知幸選手
自分の中では納得した射撃ができました。メダルの意識も高くなった分、今回は北京オリンピックと違いました。結果を残せなかったことは素直に申し訳ない気持ちです。まだまだ射撃をやめられないし、上達する部分もあります。面白いスポーツだなとあらためて感じました。何が足りなかったかはまた4年間、探していきます。家族に笑顔を見せられなかったので、リオでは家族全員で笑いたいと思います。
■アーチェリー
・蟹江美貴選手
今回は初めてのオリンピックだったんですが、とても楽しくて、メダルも獲ることができたので、本当に満足のいく大会だったと思います。
・川中香緒里選手
団体戦で初めてメダルを獲ることができて、すごくいい試合をすることができました。
・早川漣選手
思い切り楽しめたので、本当によかったです。
■トライアスロン
・上田藍選手
競技を終えた感想は、目標達成に力及ばず39位という悔しい結果となりましたがロンドン本番を迎えるまでに得た濃厚な全ての経験が、これからの自分を大きく成長させてくれることを強く感じています。ロンドンの舞台で味わった全ての経験を生かしながら、2016年リオデジャネイロオリンピックにメダル獲得に向けて、更に努力を積み重ね成長し続けていきます。
私は、支えて下さる皆さんと一緒にオリンピックの表彰台の上で喜びを分かち合うまで、笑顔で突き進んでいきます。ありがとうございました。
・足立真梨子選手
競技を終えての感想は、率直に、オリンピックは想像をはるかに超える素晴らしい舞台でした。今大会に出場して、私は14位とメダル獲得という夢を叶えることはできませんでしたが、この夢への挑戦を仲間と多くのスタッフと一緒にできたことを誇りに思います。そして、心から感謝しています。本当に興奮し、幸せな戦いでした。
今後は、「オリンピックに行きたい」という子どもたちがいたならば、「絶対にいくべきだよ」と伝えていきたいと思います。日本のみなさん、応援をいただきありがとうございました。
・井出樹里選手
「一番になる」という目標には全く届きませんでした。今大会に出場して、やはり私が競技をする上で一番重要なものは「心」だということを感じたので、それを今後に活かしていきたいです。私は「この人たちを世界一にしたい」、そう思える監督・スタッフ・仲間・家族・サポーターに包まれて、ロンドンオリンピックに挑めたことは本当に幸せでした。ありがとうございました。
・細田雄一選手
競技を終えての感想は、「結果が出せなくて悔しい」と「オリンピックの舞台は最高」です。この4年間、オリンピックを目標に日々を過ごしてきて、もちろん苦しい時期もありましたが、本当に素晴らしい経験をさせてもらいました。
今大会に出場して、今後もトライアスロンを中心に活動していきたいと思いました。選手として強くなるだけでなく今大会の経験を生かして、若い世代のアスリートにオリンピックやトライアスロン競技の魅力も伝えていけたらなと感じています。僕はトライアスロンが大好きです。
・田山寛豪選手
競技を終えた感想は、自分の力を出し切っての20位に悔いは無いです。北京オリンピック48位から4年、オリンピックの借りはオリンピックで返すと思い続けた4年間、順位では目標の入賞には届きませんでしたが、この4年間の全てをレースで表現できた事、もう一度オリンピックの夢の舞台に帰ってこれた事に幸せを感じています。
今大会に出場して、今後について今は何も考えられませんが、僕にとってオリンピックは夢の舞台です。トライアスロンに出会えてなかったら、オリンピックは才能のある人、特別な人しか出られない夢の舞台だと思っていたと思います。僕は3種目合わさったトライアスロンだったからこそ、自分の力以上が出せたんだと思います。このトライアスロンの素晴らしさを、次世代の選手たちに伝えて行きたいと思います。
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