ロンドンオリンピックのサッカー女子で、日本代表「なでしこジャパン」は6日、ロンドン郊外のウェンブリー・スタジアムで準決勝のフランス戦に2−1で勝ち、決勝に進出。銀メダル以上が確定し、オリンピック初のメダル獲得を決めました。
以下、日本代表選手の試合後のコメントです。
■MF:澤穂希選手
自分がずっと目標にしてきたオリンピックのメダルが確定して、夢がかないました。本当にうれしいです。人間、欲が出ちゃうのでメダルに満足することなく、なかなかこういうチャンスはないので、ここまで来たら一番輝く色の金メダルを目指します。
フランスとはオリンピック前に対戦して0−2で完敗しましたけど、あの試合があったからこそ今日の試合で勝てたと思います。ブラジル戦が終わった後にみんなすぐに気持ちを切り替えて、フランス戦に向けて準備をしてきました。
■MF:宮間あや選手
価値観の問題なので、勝ったチームが本当に強いチームとは言い切れないと思いますけど、(日本は)間違いなくいいチームです。応援してくれている人たちの日ごろの行いがいいんじゃないかと思います(笑)。私たちだけでなく、応援してくれる人たちや家族とかいろんな小さな力があって、後ろから頑張れって言ってくれるような気がします。そういう人たちの小さなラッキーが自分たちに乗り移っているんじゃないかと思います。
■FW:大儀見優季選手
楽しかったです。相手が引いてくるのは分かっていて、ボールは持てるだろうなと思っていました。その分、カウンターを受けるリスクもあったから、ボールを持っている時間帯に点が取れたのは大きかったです。
■MF:阪口夢穂選手
素直にうれしいです。終盤はめっちゃ苦しかったです。フランスの底力を見た感じです。(2点目は)マークについていた相手の選手が全然ボールを見てなくて、自分のことばかり見ていました。これはいけるかなと思って裏に走ったら、宮間選手が見ていてくれたようで、そこにドンピシャのボールが来ました。
■MF:川澄奈穂美選手
達成感というよりフランスの猛攻から逃れたという感じです。(ロスタイムは)3分かなと思ったんですけど。(4分は)すごく長いなと思いました。ロスタイムに入る前から相手がもう1点を取りにきていたので長かったです。終盤は耐えようという声がチーム内にありました。
■DF:鮫島彩選手
右サイドにスピードのある選手がいたので、阪口選手といつもと違った守り方で守りました。中央に絞っての守備など、ある程度自分たちがやろうとしていたことはできたと思います。(フランスの猛攻は)怖かったです。本当に守り切るしかなかったので、気持ちしかなかったです。
■GK:福元美穂選手
次に進むために最後は絶対に守ってやろうと思っていました。PKは絶対に入れさせないという気持ちだったんですけど、思い切り逆サイドに飛んでしまったので(シュートが外れて)ラッキーでした。ディフェンス陣ともみんなとも、相手がこういうときはこうしようとか話していたので、失点があったのは残念ですけど、みんなでよく戦えたかなと思います。
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