ロンドンオリンピックの日本代表選手団は24日、選手村入り後初の会見を行いました。選手村広場での入村式を終えた後、上村春樹団長、橋本聖子副団長、塚原光男総監督の3名が出席し、開幕を3日後に控えた大会への抱負を語りました。
メダル獲得の目標について問われた上村団長は「金メダル獲得数で世界第5位を目標としています。そのためには15〜18個を獲る必要があります」と以前から目標に掲げていた獲得数をあらためて宣言し、「前半の体操、競泳、柔道のラッシュに懸かっています」と期待を寄せました。
塚原総監督は体操男子について「内村選手が好調に仕上がっています」と報告。個人総合、種目別でもゆか、鉄棒、平行棒で金メダルが期待できるとの見解を示しました。団体戦は「中国と互角だと思います。当日の選手の調子や出来栄えなど、ギリギリの勝負になると思います。選手たちはまじめに練習しているので幸運が味方してくれるだろうと考えています」と話しました。
以下、上村団長、橋本副団長、塚原総監督の会見でのコメント要旨です。
■上村春樹団長
今まで私が経験した入村式とは少し違っていまして、楽しい雰囲気の中、ミュージカルのようなもので選手たちも緊張することなく参加できたと思います。(選手村に入って)3日目となりますが、知っている顔ぶれが増えてきて、選手たちも自分が戦う相手がいるんだなと、少しずつ緊張し始めているのかなと思います。食事はおいしいです。すぐ近くにマルチサポートハウスがあるので、選手たちは有効に使っています。昨日は競泳のミーティングに少し顔を出し、話をさせてもらいましたが、選手たちは生き生きとした目で、いい状態に仕上がっているのではないかと思います。
(金メダル獲得は)以前から言ってますが、世界第5位を目標としています。そのためには15〜18個を獲る必要があります。これは北京オリンピックの直後に決めたもので、各競技団体と強化プランをもとに綿密に打ち合わせをしてきました。去年までは12〜15個を目標としていましたが、今年にかけて選手たちの仕上がり具合が非常に良く、15個は達成できると思います。ポイントは前半の体操、競泳、柔道のラッシュに懸かっています。団長、総監督が柔道と体操ですので、責任をもって達成させなければいけません。
■橋本聖子副団長
22日夕方から入村し、今日入村式を迎えたわけですが、選手も大変リラックスした状況の中で選手村あるいはマルチサポートになじんでいるなという雰囲気が見られました。いつも通りの力を十分発揮できれば素晴らしい結果が出せると思っていますので、一人ひとりのサポートをしていきます。
■塚原光男総監督
いよいよ戦闘モードに入りまして、選手の皆さんが気合が入っていることはしっかりと受け止めています。メダル獲得に関しては、前半の基幹種目、柔道、体操、競泳が一番の注目になると思います。仕上がりは順調と聞いています。ぜひ前半戦で勢いをつけて、勝利のムードを作り上げて後半につなげていく、そういう準備は着々と進んでいると思います。
体操は内村選手が好調に仕上がっています。個人総合は優位だと思います。問題は団体戦ですね。中国と互角だと思います。当日の選手の調子や出来栄えなど、ギリギリの勝負になると思います。選手たちはまじめに練習しているので幸運が味方してくれるだろうと考えています。内村選手は種目別でもゆか、鉄棒と平行棒で金メダルの難度を持っていると思います。
関連リンク
CATEGORIES & TAGS