日本オリンピック委員会(JOC)は2日、中国・天津で6日に開幕する第6回東アジア競技大会の日本代表選手団結団式を行いました。
式典では国歌斉唱の後、主催者を代表して竹田恆和JOC会長が、過去最多の645名(選手436名・役員等209名)で編成された日本代表選手団に対し、「2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催が決まりました。7年間、日本中、世界中の期待を背負って大会を成功に導かなければいけません。そして、今大会は東京開催決定後、JOCが日本代表選手団を派遣する初の国際総合競技大会です。世界からオリンピック開催国として見られること、国内でもスポーツに対する注目度が高まっていることを心に刻んでください。スポーツを通じた国際交流を促進させる親善大使である選手による最高のパフォーマンスを期待します」とあいさつしました。
続いて、日本代表選手団の平岡英介団長、福井烈総監督、飯塚翔太主将(陸上競技)、加藤ゆか旗手(水泳・競泳)、各競技の選手団が紹介されました。団旗授与では、秩父宮殿下よりご下賜の団旗が竹田会長より平岡団長へ、平岡団長より飯塚主将介添えのもと、加藤旗手へ手渡されました。
来賓の久保公人文部科学省スポーツ・青少年局長は「2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催が決定し、国を挙げて若い選手の強化に取り組んでいます。みなさんには今大会を大きなステップとし、2020年東京オリンピックでの活躍につなげてください」と、激励の言葉が贈られました。
日本代表選手団を率いる平岡団長は「世界トップレベルの選手も参加し、し烈な戦いが繰り広げられるかと思いますが、日本代表選手として臆することなく、日々培った実力を発揮し、個人の目標、記録に向け、集中して競技に臨んでください。2014年の仁川アジア大会、2016年のリオデジャネイロオリンピック大会につなげられるよう奮闘を期待します。また、日の丸を背負った公人として行動規範を遵守し、規律ある行動をとり、スポーツを通じた国際交流にも積極的に取り組んでください」と述べました。
最後に飯塚主将が「私たちは、第6回東アジア競技大会の名誉ある日本代表選手団に選ばれたことを誇りとし、チームジャパン一丸となって戦いに臨みます。また東アジアの各国・地域の選手と、友好を深めるとともに、行動規範を遵守し大会に参加することを誓います。2016年のリオデジャネイロオリンピック、2020年の東京オリンピックへつなげられるように、各々の目標達成に向け、集中して競技に取り組んでまいります」と決意を表明しました。
大会は10月6日に開会式を行い、15日までの10日間で24競技254種目が実施され、日本代表選手団はすべての競技に参加する予定です。
日本代表選手コメント
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